頭の中の音楽がコンクリートジャングル

好きな音楽やバンドを聞かれると1分で端的に語ることができないことに気付いたので、頭の中の音楽情報を片付けたりするブログです。

King Gizzard & The Lizard Wizard の Nonagon Infinity

どうも、サイダーです。

今回は、オーストラリアガレージ界の星、King Gizzard & The Lizard Wizard のアルバムについて。新しめのバンドですね。

 

King Gizzard & The Lizard Wizard の Gamma Knife。

 

King Gizzard & the Lizard Wizard - Wikipedia, the free encyclopedia

 

Nonagon Infinity - Wikipedia, the free encyclopedia

 

とある日に砂肝料理レシピを探していたのですが、トキメキを覚える日本語のレシピがロクに見つからず、英語のサイトにまで手を出した結果、見つかったバンドです。Gizzardってのが、砂肝ですね。なぜその時 砂肝を調理したくなったのかは、まったく覚えていません。しかし砂肝のレシピ探しでバンドが見つかるなんて、何がきっかけで良いバンドが見つかるか分からんもんです。ごく普通に生きているだけなのに、人生は不思議に満ち溢れています。

 

しかし一体なんなのでしょうか、砂肝王とトカゲの魔法使いっつー珍妙なバンド名は。薬をキメながら考えたとしか思えません。

 

 

メンバー近影。常にこんなカッコしとる訳じゃないですが、センスがいい感じにとっ散らかってます。

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ガレージ、ローファイ、サイケ、この辺がキーワードになるバンドですが、7人のメンバー中、2人がドラム。ハーモニカとコーラス担当なんてメンバーもいます。ボーカルやらギターやらにエフェクターもキメキメ。実に騒々しいです。ですが大所帯っぷりを活かしてかライブでも音源と同じ音を再現してます。

 

このバンドの大所帯っぷりは、The Gizmos というアメリカのパンクバンドを思い出します。そっちの方は何だか人数の割にへっぽこですが。ドラム2人っていうと、一時期の Melvins とか The Dirtbombs を思い出します。

 

The Gizmos の 1978。オリジナルメンバーは8人、その面子でこの曲をやったかどうか分かりませんが、4人ぐらいでなんとかならんのか、という感じはします。

 

今回選んだアルバムの Nonagon Infinity は、曲と曲のつなぎがシームレスだったり、最終曲と先頭曲もシームレスにつながる仕様になっています。レコードでは出来ない、量子化社会のテクが炸裂している訳です。最初聞いた時は「終わりがねーな」と思いきや、「一周してるじゃねーか」って気づいた時にはアルバムの2曲目になっていました。冒頭に紹介した Gamma Knife に続く People-Vultures の曲もシームレスにつながってるパターンです。 People-Vultures もPVになってます。

 

King Gizzard & The Lizard Wizard の People-Vultures。PVの中身も Gamma Knife の続きになってます。

 

良い塩梅にガチャガチャしつつ、良い塩梅にヘロヘロ、ストライクゾーン広めのガレージだと思います。さらに今回のアルバムは、民族っぽいエッセンスもふんだんにふりかけられておりますので、最高です。

 

最近だとTy Segall とか、その辺の騒々しい系ガレージやサイケ臭漂うガレージにトキメキを覚える人のほとんどが気に入るんじゃないでしょうか。実際、これまでにリリースされたマテリアル音源のほとんどは入手困難状態。僕がこのバンドを発見した時もそんな感じだったので、人気の程が伺えます。是非。

 

King Gizzard & The Lizard Wizard の Cellophane。レコードには3Dメガネがついていたらしく、それつけてこのPV見ると飛び出て見えるということだそうです。

 

The Dirtbombs の Underdog。Sly & The Family Stone のカバー。T.Rex の Tシャツがカッコいいので、ギターのミスも気になりません。全然気になりません。