Black Flag の Damaged
どうも、サイダーです。
紳士淑女たるマジョリティーの方々におかれましては、キチガイがわめき散らしたり、人様をぶん殴る映像なぞお気に召されないかと存じます。また、倫理的によろしくない表現、特に今回は御髪の少ない方を罵倒する表現が多分に含まれております。したがいまして、お手元のブラウザバックボタン、あるいはバックスペースキーにて速やかにこのページから立ち去ることをおすすめいたします。
文字数が多いと読めないお子様方へ:お利口さんは出ていけ!
…さて、お待たせしましたこのボンクラどもが。今回はアメリカハードコア界きってのぶち切れバンド、Black Flag についてです。僕は80年代のアメリカ産ハードコアが好きです。やけっぱち感、焦燥感、生き急いでる感が振り切れているからでしょうか。特にこの Black Flag の Damaged は思い入れ深いアルバムです。
まずは、バンドメンバーの顔触れを見ていきましょう。
怖いですね、いっちゃってますね。特に右下のハゲ。
彼の名前はヘンリーロリンズ。彼は歴代4代目のボーカルです。彼だけではありません、リーダーはギターのグレッグギンですが、彼を除いて全てのメンバーは入れ替わり立ち代わりのオンパレード。ギターの弟でさえクビになっています。血も涙もありません。
しかし、音源となっているほとんどのアルバムはヘンリーロリンズによるボーカルなので、その点安心です。彼が実質の看板男と思います。ギターも一貫してグレッグギンが担当していますので、早漏自慰的な速弾きも負けじと全ての音源で聴くことができます。ピキョピキョピキョピロピロピロギョワワーン!うるせー!!
僕が彼らを知ったのは Mudhoney がきっかけでした。彼らがライブを行うとき、カバー曲は他のバンド例にも漏れず大体固定されてまして、僕が見たライブでもアンコールの時に Black Flag の曲をやっていた訳です。ちなみにその曲名は Fix Me。
Black Flag の Fix Me。
この曲はボーカルがハゲではありません。のちに Circle Jerks というバンドで活動することになるキースモリスというドレッド頭が歌っています。彼Verの音源は多くありませんが、この時代のバカバカしい歌い方は一定のファンを獲得しておったようです。キースモリスは初代ボーカルでしたが、初期の曲はキースモリスのフヤフヤ声がすごく映えておると個人的にも思っとります。
そしてヘンリーロリンズさんの登場です。youtu.be
最初はヘラヘラとファンとの触れ合いをしばし続けていた彼ですが、それも束の間 濃厚な親しみ合い、というか一方的なガチ殴りへと変貌します。80年代ってこんな刺激的な時代だったんだなぁ・・・
続きまして、ベルリンライブでの模様です。
おそらくビン投げ攻撃に遭ったのでしょう、「頭に向かって何投げとんじゃてめー、おめーの頭もこれでかち割ったろかボケ、かかってこんかい、Fuck You」といった感じで怒りを露わにしております。そして他のメンバーは何事もなかったかのように演奏を続行。これぞハードコア。ハードコアなんですかね?
そして外せない1曲。この曲が Black Flag、ひいてはハードコアのマグマに僕を引きずり込んできたのです。
Black Flag の Rise Above。Damaged はこの曲が1曲目です。まず煽りまくりなギターにやられ、気合の入ったボーカルにノックアウトされるという寸法です。
このビデオも秀逸です。なぜ、ハゲが踊り狂い「アワ!」と発するだけでなぜこんなに気分が高揚するのでしょうか。
とまぁ色々と語りましたが、へヴィーを追及したハードコアバンドとしても偉大な存在であります。へヴィーなアルバムといいますと Damaged の次にリリースされた My War がドロドロへヴィーな仕上がりとなっているのですが、これはまたの機会に。