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頭の中の音楽がコンクリートジャングル

好きな音楽やバンドを聞かれると1分で端的に語ることができないことに気付いたので、頭の中の音楽情報を片付けたりするブログです。

The Makers の セルフタイトルアルバム

どうも、サイダーです。今回は思い出のガレージバンド、The Makers について。

 

The Makers (American band) - Wikipedia

 

The Makers 様 御一行。

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遡ること今から7、8年ぐらい前。リーマンショックの波が日本にも押し寄せていた頃、僕はバンドでギターを弾いていました。バンドと言っても、趣味でゆるくやる感じの物ですが、バンドをやっていると色んなバンドの話を交わす機会と言うのは必然的に増える訳です。好きなバンド・嫌いなバンドから始まり、実は好きなバンド、実はまだ聴いて無いバンド、、まぁ一口にバントークと言っても色々で。

 

ある時、僕のバンドのボーカルがこんなバントークを始めました。「昔、借りてみて聴いたらすごくよかったけど、返しちゃって情報がまったく分からないバンドがいる。」………と。アルバムタイトルはおろかバンド名の記憶も微妙、ジャケットは白黒で Fuck サインの手描き絵がドドン、音はまごうことなきガレージパンクである、と。

 

多分 それなりに名の知れたバンドだったら ジャケットの特徴とかでネット検索を頑張ればそのうち引っかかりそうなもんですが、そこそこ古くてメジャー要素が無いともう駄目です。

 

しかし当時の僕は音源探しのパワーを7割ほどガレージバンドに割いており、それはもう必死に探しておりました。このアルバムの為に何時間もつぶしていた気がします。別に暇だった訳ではなかったはずなのに、一体何をしていたんでしょうか。

 

ただ、幾ら探せど全然見つからず。これは新しく情報を得るしかあるまいと思った僕は、ボーカルのお姉さんにもう一度聞いたわけです。「なんか他に覚えとらんの?」

 

バンド名は マーカー?マーカーズ?みたいな感じだったと思う。」

 

ほほーん、、、

 

 The Makers の Angry Young Man。大体アルバムのテンションはこんな感じです。

 

新たにバンド名が マーカー or マーカーズ であるというヒントが出されたものの、違うバンド情報ばかり出てきます。全然ピンとこない日々の連続。僕はバンド練習の度に情報を聞き出しました。

 

「そもそも日本人?ん、英語で歌ってる?そうか………」

「ガレージなんだよね?え?マミーズっぽい?そうか………」

「ほんとにそのアルバムあるんだよね?CDだったんだよね?普通これだけ探しゃなんか出てくるけど。無いよ全然。は?いや別に怒ってないし。」

 

たかがアルバム一枚の話でここまで熱くなれる、いいことなんじゃないでしょうか。いいことなんですかね?

 

ただ、この辺りでボーカルのお姉さんの投げやりな態度が目立ち始めます。彼女にとっては、このアルバムの事など どうでもよくなっていたのでしょう。しかし、僕はそうではなかった。

 

当然 バンド捜索はあきらめることなく続投の流れですが、この段階で提示された手掛かりを一旦整理してみます。

バンド名   : マーカー or マーカーズ と思われる。

・ジャンル   : おそらくガレージパンク。

バンドの国籍 : きっと外国のバンド。

 

思われる とか おそらく とか 曖昧な要素が多すぎますが、そこは”情熱”とか”執念”とかいう我々日本人が大好きな精神論の類でカバーできることでしょう、まったく問題ありません。不合理には理屈でぶつかってはいけないのです。気合と根性。努力・友情・勝利。勝てば官軍、負ければ賊軍。愛と勇気だけが友達。早く人間になりたい。

 

妖怪人間ベムのオープニング。いや、唐突ですがなんかたまたま思い出しただけです。いい曲だなぁ。

 

熟考の後、辿り着いた1つの答え。「……そのバンド名、間違ってね?」

 

スペルが読めない時、僕含む多くの日本人はローマ字読みという藁にすがろうとします。その可能性を加味しつつ、疑わしきスペルを検討。『マーカー』のスペルは 『Marker』ですが、もしかして『Maker=メイカー、あるいはメーカー』を読み間違えてねーか、と。そして「Makers」に色々絡めて検索すると、お下品な白黒ジャケットが出てきたではないですか。

 

やっとこさ探し出したアルバムのジャケット。低俗なこと、この上なし。

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かくして発掘に成功したアルバムの音ですが。ファズがブリブリだったりチープな音だったりなんていうのは60年代ガレージへのあこがれや展望を感じますが、それに加えてハイスピード気味。1曲あたりの時間も短く、1分40秒前後の曲が目白押し。一番長い曲でも2分36秒。アルバム通してもおよそ30分。やんごとなき突っ走り系ガレージパンク。

 

我らがバンドのボーカルさんを筆頭にバンド一同もこのアルバムに興奮しまして。何曲かこのアルバムの曲をカバーしたのも懐かしい思い出です。

 

 こうして聴くまでに苦労した音源というのはやはり愛着が湧くもので、正直こういう勢いでゴリゴリいく感じのガレージが食傷気味だった時期もありましたが、このアルバムだけは時たま聴きたくなったものです。そして今でもそれは変わらず。

 

The Makers の Little Piece of Action。アルバム1曲目はこの曲。探して良かったと素直に思えました。

 

The Makers の They Call Me Black Sheep。こちらは 2nd アルバムより。