Pack の セルフタイトルアルバム
どうも、サイダーです。今回はドイツの爆裂パンクバンドです。
バンド名は Pack。その筋の方にはパンクという括りで通っており、やはり紛れもなくドイツ界の初期パンクバンドでありますが、どうやらガレージ文脈でも語られているようでして。僕の耳にもクリティカルなのです。
まずはジャケットにもなっているメンバー写真から確認です。
さて、バンドというものが一発ドカンと当て、酒池肉林のアヘアヘドリームとまではいかずとも、一般大衆に浸透するレベルの人気を獲得するには?そう、ビジュアル面に目を引くものがなければなりません。分かりやすいところではイケメン、あるいはイケジョの存在です。
例え一般ピーポーの目からはキモイ、キチガイ染みている、変態、と言われるような見た目であれ、逆に一目みたら忘れられないアクの強ささえあれば、ある一定の人気を集めた時点でロックンロール浮動層も「それも味」「むしろそれがいい」と好意的にとらえざるを得なくなります。例えば、ゆらゆら帝国のように。
バンドにおけるビジュアル面と認知度に相関性があるということは以上により明白です。少なくともここ 日いづる国ジャパンで顕著な現象です。
カッコいいバンドの例。”カッコいいバンド”でGoogle画像検索して一番最初に出てきた画像なので間違いありません。
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My Bloody Valentine の Loveless
どうも、サイダーです。
12月ともなるとさすがに冬ですね。寒いですね。ほんの数日前には街中にガッデムカッポーが大挙して押し寄せていましたが、「メリークリスマスとかなんやねん、仏教徒やねんワシ」と涙を呑んで耐え忍んでいた非リア諸君、お元気ですか。このブログでは極力時事性だとか季節感だとかは廃してやっていこうと思っていたんですがね、如何せん寒すぎてたまらなくてですね。僕が冬に必ず聞きたくなるアルバムの話を。
今回紹介するのは、My Bloody Valentine の Loveless です。My Bloody Valentine ことマイブラは、シューゲイザーという一大ジャンルを創り上げた偉大なバンドです。僕は「ジザメリがー」とか「スーパーカーがー」ってな感じにシューゲイザーがあればご飯3杯いけるとかいう口では無いのですが、My Bloody Valentine は好きです。
Loveless のジャケット。ギターのジャズマスターをフィーチャーしとるっぽいですが、アルバムの音と同じ具合にボワボワのグアングアンです。
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ギター談義 : フェンダーのブロンコ
Hi-De-Ho! ブロンコおじさんじゃ。今回音源紹介は休憩して、超有名ギターメーカーの激マイナーギターについて紹介じゃ。
※ブロンコおじさんとは: 中部・東海地方で主に展開されているブロンコビリーというステーキ屋の看板おやじ。ブロンコビリーは少なくとも僕含む愛知県民が高確率で食事をしたことがあるステーキチェーン。オフィシャルサイトなどでのこのキャラに対する言及がロクに無い為、このおっさんの正式名称は不明。公式とおぼしきツイッターアカウントはブロンコおじさんと名乗っておったので、それを採用。
Blues Brothers の Rawhide。全然関係ないですが、ブロンコビリーのおやじを見るとこの音楽が頭ん中で暴れるんですよね。
ギター紹介だというのにすでに脱線しまくっておるが、そんなもんいつものことじゃ。
紹介するギターの名前はブロンコ。ブロンコなだけにブロンコおじさんが説明しとる訳じゃ。ブロンコは、フェンダーというメーカーの作ったスチューデントモデル(初心者・子供用の廉価モデル)で、とりあえずギターの姿形からなんじゃが、こんな風になっておる。
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The Sonics の Here Are The Sonics!!!
どうも、サイダーです。今回は The Sonics のアルバムです。
Here Are The Sonics - Wikipedia
ガレージの重鎮・大御所であり、好きなガレージのアルバムを10枚選べとガレージ好きに聞いたら、ほぼほぼこのバンドのアルバムが入ってくるであろうこと請け合い。そしてこの1stアルバムこそ、The Sonics のアルバムの中でも最高のアルバムです。
今まで色んな人が語ってきたからこそ、語り出したら兎にも角にもアレやコレやと出てきますが、思いつくままに語っていこうかなと思う次第です。はい。
とりあえずジャケットから。
まず、このアルバムがリリースされたのは1965年な訳ですが、よくもまぁこんな昔にも関わらずジャケットにビックリマーク三連打が並んどるのですよ。昭和40年ですよ。やばい。そしてバンド名。和名にして ザ 音速ズ とでもいいますか。それとなくレトロフューチャー。カッコいい。
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Melvins の Houdini
どうも、サイダーです。今回は Melvins のアルバム、Houdini です。
Melvins の Hooch。
スピードを追い求めてどんどんテンポが早くなるバンドはチラホラ存在します。Melvins 達も元々は高速ハードコアの申し子だったらしく、地域No.1のスピードを誇っていたらしいです。が、彼らは Black Flag を聴いて頭がクラクラきてしまい、どんどんテンポが遅くなってしまったバンドです。
Melvins 近影。ずっと活動続けてるのは白目向いてない両サイドの人達です。
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カバーソングに愛をこめて…ひとまず4曲
どうも、サイダーです。今回はカバー曲について。
皆さんはカバー曲に対してどのような感想を持たれているでしょうか。こと日本においては、強く音楽に興味を持っていない人は否定的な感想を持つ場合が多いように思います。パクリとか盗作とか、そういうネガティブな感情に陥りがちかなと。他人のフンドシで相撲とるんじゃねぇ、みたいな。
しかし、カバーはされてなんぼな文化がロックンロール周辺には満ち溢れていますので、その影響もあってか 自分はカバー曲が好きです。カバーしているバンドの特徴が分かったり、「そんな曲カバーするのか!」という意外性を発見することも多かったり。何より、他の記事でも少し書いた気がしますが、僕の好きなガレージバンドはとにかくカバーが多い。時折「あのバンドのカバーしたあの曲はいい」という話もその筋の人からは結構出てきます。それだけガレージとカバーは切っても切れない関係にあります。
色々とバンドなり音源なりを漁ってるとカバー曲は無数に出てくるわけで、その中でも好きなものを幾つか紹介したいと思います。
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